福島県郡山市にある人工透析と泌尿器科の専門施設、援腎会すずきクリニックの紹介、診療に対する考え方、お知らせなどのページです。

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こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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本日で今年の外来終了です。

2010年12月27日|カテゴリー:診療

本日で、今年の泌尿器科の外来診療は終了となります。
今年もたくさんの患者さまが診察にお越し頂きありがとうございました。

来年は、1月4日から新年の外来が始まります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

尚、透析診療は、日曜日以外は行っています。

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郡山は大雪です。

2010年12月25日|カテゴリー:診療

郡山は大雪です。
昨日は岳温泉で大学医局の忘年会があり、お泊まりでした。
夜になり徐々に降り積もり、朝にはすでに雪が積もっていました。
岳温泉は安達太良連峰の麓にあり、海抜600mあるそうなので、郡山は大丈夫かと思いましたが、そうではありませんでした。

通常は降り止むのですが、午前中いっぱい降っており、年1回あるかないかの大雪になりました。
年内にこれほど降るのは珍しいですね。

当院では透析患者さんの送迎を行っており、雪が降ると大渋滞になりますが、本日土曜日ですので、幸いにも道は混んでいなかったようです。

郡山の皆さん、雪道は滑りますので、気を付けてください。

第83回福島腎不全研究会 5

2010年12月23日|カテゴリー:診療

この方は、透析導入してそれほど時間が経過していない方ですが、転院時より穿刺が難しく、一度造影してみようと言うことでシャント造影を行ったのですが、案の定、吻合部付近に狭窄を認めました。

手術時に静脈を動脈につなぎ合わせるときに、どうしても静脈がねじれてしまい狭窄を起こす事が多いようです。

PTAを行いましたが、狭窄は容易に拡張されました。
このときは気づかなかったのですが、後日写真をよく見ると、黄色い矢印の部分から中枢がうまく写っていないのです。

そして、半年後の9月に、シャントの熱感と痛みが出てきて、シャント静脈炎と診断しました。
原因検索の為にすぐにシャントエコーを行ったところ、先ほどの黄色い矢印の部分で狭窄が有りました。

PTAを予定しましたが、ガイドワイヤーが狭窄部を通過せず、PTAを断念しました。
その後、この部分の人工血管置換術を行ってもらいました。

4月の写真をよく見ると狭窄が疑われます。
この辺が、当院のレントゲン装置の限界かもしれませんが、病院に有るようなDSA(デジタル・サブトラクション・アンギオグラフィ)は予算の関係から導入することが出来ず、患者さんには申し訳ないと考えています。

4人目の方です。
前医でタバコ窩でシャントを作製してもらいました。
脱血不良があり、バルーンで拡張しました。
狭窄は容易に解除されたのですが、術後も150ml/minまでしか血流が取れず、シャント再増設となりました。

このようにPTAを行って拡張が解除されても、元々のシャントが十分に作られていないとこのような結果になります。

5例目は学会で発表しなかった方です。
結果的には、PTAがうまくいった方ですので、特に発表には入れませんでしたが、今回は提示します。
この方もタバコ窩です。
高度狭窄が2カ所有りました。
手首より手前は簡単にバルーン拡張できました。

タバコ窩吻合部直近は、ガイドワイヤーは通るのですが、バルーンカテーテルが通過しません。
無理矢理バルーンカテーテルを押しつけながら広げ、なんとか十分な血流が確保出来るまでとなった方です。

考察のスライドです。

PTAを行うことで、93.5%で術後十分な透析が可能でした。
閉塞例もマッサージとPTAを併用することで、5例中4例で手術が回避出来ました。
次回のPTAまでの期間は、平均5.9ヶ月であり、症例提示で示した方も含め、PTA後は定期的な再狭窄のチェックが必要です。
今回、4例目、5例目はタバコ窩シャントの方ですが、僕の考えとしては、シャントは十分な血流が取れる部位で行うべきであり、PTAが行える現在では、タバコ窩での手術は避けるべきだと思います。

最後のスライドです。
当院では、前述しましたがDSAなどの高額な装置はなく、通常の泌尿器科診療で行う造影検査で使用しているのと同じ造影装置でPTAを行っています。
先ほど示しました方の様に、DSAだったり、もう少し僕に画像を読む力が有ったなら、事前に狭窄が分かったと思われる方もいらっしゃいます。
このことは残念で患者さんには申し訳ないのですが、多くの方のメンテナンスは出来ていると考えています。

こんな貧弱な設備でも、たくさんの方の造影やPTAをすることが出来ます。
シャントは透析をするためにとても大切なもので、マメなメンテナンスが必要です。
設備が十分な施設がなくても、このように造影と治療が出来る事を最後に書いて今回の発表を終わりとします。

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第83回福島腎不全研究会 4

2010年12月23日|カテゴリー:診療

症例提示です。
学会では、時間が無くPTAが不成功の4例について提示しましたが、元々発表予定でした5例を提示します。

この方は、透析歴が比較的長い方で、転院後狭窄音が聞こえるとスタッフから報告があり、シャント造影を行いました。
上腕に明らかな狭窄部位があり、いつ閉塞してもおかしく無いように思われました。

すぐにPTAを行い、狭窄部をバルーンで拡張しました。
通常は、拡張するときに狭くなった部分を広げて拡張するのですが、狭窄部分は容易に広がりました。

これで安心と考えていたのですが、その後の造影で、

全然拡張していないのです。
この部分は手前の拡張した血管により、強い静脈の屈曲が生じてこの様な状態になったと考えました。
肘部に近いのでステント留置は困難と考え、手術適応として日東病院の佐川院長先生にお願いして人工血管を入れてもらいました。

次の方は、閉塞例でうまくいかなかった方です。

昨年の7月に脱血不良が有り、造影したところ高度の狭窄を認めました。
かなり狭窄は強かったのですが、このときは幸運なことにガイドワイヤがー通過して、バルーンで狭窄を広げることが出来ました。

その後、この方は脳梗塞で長期入院となりました。
半年以上入院してリハビリを頑張ってくださり、今年の5月に退院し、クリニックに戻ってきてくれました。

そのような経過があり、狭窄をPTAで拡張したことをすっかり忘れていました。
7月に突然閉塞してしまいました。
マッサージとウロキナーゼという薬でシャント音は聞こえるようになりましたが、かなり弱い音でした。

すぐに、PTAを行ったのですが、ガイドワイヤーが狭窄部を通過せず、カテーテルによる治療は断念しました。
この方も、日東病院にお願いして、たまたま人工血管を使用しなくても再建することが出来て、現在再び透析可能となっています。

PTAを行って、その後透析で問題が無くても、狭窄は徐々に進行していく事が有ります。
定期的なシャント造影やエコーでの管理が重要と思われます。

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本日「内環状線」西側富田地区開通

2010年12月21日|カテゴリー:仕事 / 職場

内環状線は、郡山市の市道で、安積町荒井のあさか野バイパスとの交差点から市街地を通って、国道288号富久山バイパスまで抜ける市の真ん中を横断する道路です。

クリニックから近い一部の区間がつながらず、10年くらい放置されていましたが、ここ数年工事が進む様になり、本日開通となりました。

本日開通と聞いていましたが、徒歩通勤の僕にとってはそこまで行くのは遠く、午前中に開通したようですが、診療の為行くことが出来なかったので、開通時の写真が撮れず申し訳ありません。

これからは、日和田八山田西田地区と郡山中心地区が一本の道路で結ばれて、より交通の便が良くなってくれそうです。

クリニックでも、交通の便が良くなりますのでとても喜んでおります。

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アクアマリン福島

2010年12月19日|カテゴリー:生活 / くらし

最近、日曜日は廃品回収が有ったり、クリニックの勉強会が有ったりと用事のある日曜日が続いていました。

今日は朝から用事が無く、しかもとても天気の良い日曜日でしたので、いわき市にあるアクアマリン福島に行ってきました。
10年前から有る水族館です。僕の中ではなかなか福島では珍しい県外の人に自慢出来る施設だと思います。

ETC休日1000円になってからもうすでに1年半以上が経過しています。でも、僕が高速運転が苦手なので、ずっとETCを付けていませんでした。
今回、魚や動物が大好きな子供たちを連れて行く為に、やっと我が家の車にもETCを付けましたので、本日初めて高速代の休日1000円の恩恵に授かりました。

郡山ーいわき間は、かなり遠く、100km有ります。
しかも、山間部を通るルートなので、高速が出来てとても近くなったのだと思いました。

いわき市に着いたのがお昼前でしたので、アクアマリン福島の近くのお店でお刺身や焼き魚を食べてから水族館に行ってきました。

うちの長男が、昆虫や動物、お魚の図鑑を見るのが大好きなマニアみたいな小僧なので、やたらと見るのに時間がかかりました。
出口付近では、バックヤードツアーという企画を行っていて参加させてもらいました。

水槽の裏側にある機械や、魚の餌を準備する部屋、お魚を運ぶための大きな水槽など、通常は見ることができない所を見させてもらい、大満足でした。

今回、ふぁみたんカードを持っていると年間パスポートが安いとの事で、休日1000円も来年度以降も続きそうですので、家族みんなでパスポートを購入しました。
1年で3回行くとペイ出来ます。

次回は、釣り場でお魚を釣って料理してもらい食べたいという野望を持っています。
骨まで食べられるギンザケや、唐揚げにすると美味しいホッケが釣れるそうです。

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第2回援腎会すずきクリニック勉強会の記事

2010年12月17日|カテゴリー:診療

本日の民報新聞に、第2回援腎会すずきクリニック勉強会の記事が載りました。

地方版のタウン情報の所です。
民報新聞を購読されている方は、ご覧になってみてくださいね。

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過活動膀胱の臨床治験募集終了のお知らせ

2010年12月16日|カテゴリー:診療

過活動膀胱に対する臨床試験を受けてくださる方を募集していましたが、先週の土曜日にて募集終了となりました。

たくさんの方が参加して頂きありがとうございました。

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第83回福島腎不全研究会 3

2010年12月13日|カテゴリー:診療

少し間が空いてしまいました。
いよいよ結果です。
狭窄部が完全に拡張された方が41例で89.1%。完全に広がっていないが術後きちんとした血流が取れるようになった1例を含め91.3%の方がPTAで狭窄が改善しています。

そして、シャント再建術が必要となった方が4名です。
ガイドワイヤーが通過しなかった方が2名。
拡張出来なかった方が1名
拡張したが動脈血流が不良で十分な血流が取れず、再増設してもらった方が1例です。

また、シャント閉塞の5例についても検討してみました。
閉塞した5例は全て吻合部付近の閉塞と血栓でしたので、全例吻合部のマッサージを行い、ウロキナーゼ静注併用にて再開通させることが出来ました。

このマッサージですが、有る程度の熟練が必要です。
かなり強くマッサージしないと再開通は難しいです。
しかも、閉塞が長期で血栓が多量に存在しそうな方に対しては、マッサージを行うことは危険ですので、行うべきかの判断も必要です。

幸い、当院の閉塞した5人は、マッサージの適応でしたので、マッサージで再開通させて、可及的速やかにPTAを行い、5例中4例で、PTAが成功しています。

第83回福島腎不全研究会 2

2010年12月13日|カテゴリー:診療

これは、発表には使用しなかったスライドです。
PTA症例と非PTA症例で背景の違いが無いか調べてみました。
年齢や透析歴は変わらなかったですが、PTA症例が有意に透析時間が長く、高血流だったのです。
しかし、KT/Vに関しては差が出ず、???な結果でした。

なんで、透析をしっかりやった方がPTAが多いのか?

実は、落ちが有るんです。

転院後経過 PTA群 17.7ヵ月 非PTA群 11.2ヵ月
p=0.007で有意差がありました。

当院で透析を受けている期間が長いのですから、スクリーニングで引っかかってPTAとなる方も多いし、透析時間も長くなって血流も高くなっていたのです。

ボツにした理由は、スライド枚数が多すぎるために重要でないスライドを削ったことと、背景の違いが説明出来なかったからです。
発表後時間が出来たので、改めて見返すと原因が分かりました。

PTA施行回数は、1回もしくは2回の方が71.4%となっていますが、7回行っている方もいらっしゃいます。
回数が多い方は、複数箇所の狭窄の方が多い事も付け加えておきます。

次回までの期間は、PTAをおこなった3ヵ月後に再造影を行っていることもあり、PTA後3,4ヵ月目で再度行っている方が多いです。

この再造影で狭窄が有っても、そのままPTAを行っている訳ではありません。
この時点で、スタッフに対し最近脱血不良が無いかどうか、穿刺困難が無いかどうかをヒアリングして、そのような所見が有る場合にPTAを行っています。

 

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