福島県郡山市にある人工透析と泌尿器科の専門施設、援腎会すずきクリニックの紹介、診療に対する考え方、お知らせなどのページです。

プロフィール

院長イラスト

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

カレンダー

2017年11月

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

月別アーカイブ

たまに本業の事も書きます。

2011年09月30日|カテゴリー:診療

最近、放射線の話ばかりしているので、たまには本業の話をしなければなりません。

先日のHDF研究会でRestless Legs症候群を改善させるためには、α−1マイクログロブリンの除去率を35%以上とすると言う話が有りました。

当院ではどうだろうと思い、現在いる70名で除去率を計ってみました。

5型のダイアライザーを使用して、5時間透析、血流400ml/minの前希釈オンラインHDFの方が35%を越えていますが、やはりα−1マイクログロブリンを十分に抜くのは大変なようです。

それならば、β2マイクログロブリンはどうかという事で、年に数回行っている測定で除去率を見てみました。

70−75%抜けている方が一番多かったようです。
90%以上の方がいてちょっとビックリでした。

除去率も重要ですが、前値が低ければ除去率も下がります。
前値の目標は20と考えていますが、なかなか難しいようです。
少なくとも20台を目指しています。

前値のグラフです。

おおむね30未満なんですが、40以上の方がいました。

当院でも4時間透析の方が20%近くいます。
積層型の人もいますし、アルブミンの漏出量を減らすような膜を使っている方もいます。

そのような方かなと思ったのですが、なんとビックリ。
実は、α−1マイクログロブリンの除去率を35%以上の方でした。
この方は、5型のダイアライザーを使用して、5時間透析、血流400ml/minの前希釈オンラインHDFの方です。
除去率は90%超えています。

前値が高く、後の値が低いので除去率が大きくなっています。
ちなみに、前回までのβ2マイクログロブリンはどうかというと、平均すると25くらいの数値でした。

なんで今回だけ高いのだろう、水は綺麗なのに、なんて考えていつも仕事しています。

たまに、放射線の事も考えていますが、多くの時間は患者さんの事を考えて診療を行っています。

ちょっと本業の事を書かせていただきました。

 

福島の医師、12%が自主退職…原発から避難?

2011年09月29日|カテゴリー:研究

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110928-OYT1T00658.htm

東京電力福島第一原発事故後、福島県内の24病院で常勤医師の12%に当たる125人が自主退職していたことが、県病院協会の調べでわかった。

 原発事故からの避難などのためとみられ、看護師の退職者も5%に当たる407人(42病院)に上った。県内の病院では一部の診療科や夜間救急の休止などの影響が出ている。

 調査は7月下旬、県内の医師らの勤務状況を調べるため、全139病院のうち、同協会に加盟する127病院を対象に実施。54病院から回答を得た。

 主な市町村で、原発事故前の医師数に占める退職者の割合が高いのは、南相馬市の4病院で46%(13人、警戒区域の1病院1人を含む)、いわき市の5病院で23%(31人)、福島市の6病院で9%(41人)、郡山市の4病院で8%(25人)。

 看護師では、南相馬市の4病院で16%(44人、警戒区域の1病院2人を含む)、いわき市の7病院で8%(113人)、福島市の9病院と郡山市の6病院は4%でそれぞれ68人、54人減少した。

(2011年9月28日14時33分 読売新聞)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これが福島の現状です。
浜通りは別として、福島や郡山では子育てをしている若い医師を中心に退職が増えています。

しかも、妻子を県外に避難させて仕事をしている医師もたくさんいます。
ずっと妻子と離れた状態でいることは辛いです。
放射線量が下がらなければ、家族が一緒に生活する為にもっと医師は県外に出て行ってしまいます。

しかも、研修医が福島での研修をさけていく可能性も有ります。

一番にやられるのは救急です。
これは、問題化してからでは遅いことです。
何とかして欲しいといつも考えています。

反原発運動

2011年09月29日|カテゴリー:生活 / くらし

先日、業者さんがやって来て、先生は反原発運動をやっていると言う話が出ていると言うことを聞きました。

ちょっと、ビックリしたのですが、ブログで過激な事を書いているので仕方無いかなと思いました。

我々福島県民に反原発かと聞くことは、水俣病の方に反チッソなのかとか、四日市喘息の方にコンビナート嫌いかとか聞いている様なもので、ほとんど???です。

先日ロンドンブーツの1号だか2号が反原発とTwitterで発言したらニュースになっていましたが、大きな事故が起こって、収拾が付かない状態で事故を起こすような事業を止めろと言うのは当たり前です。
まだ、冷温停止していない事を皆さん忘れてしまっているのではないでしょうか。

郡山駅前で日曜日に原発反対集会でもあるようなら、いつでも参加したいと考えていますが、現状は、通院中の患者さん達の事や、スタッフや家族の事を考えるのが精一杯でそれ以上のことに対して何か行うことは無理です。

とにかく、子ども達が安心して暮らせる福島に戻してほしい、福島で生活してる人間は、その事を願っています。

--------

醜いとしか言いようがないですね。

2011年09月27日|カテゴリー:生活 / くらし

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381949EE0E4E296988DE0E4E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

 

賠償請求書に「一切異議申し立てぬ」 東電、署名求める
文言は削除へ

2011/9/26 17:01


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

醜いとしか言いようがないですね。
昨日来院した仮設住宅の患者さんも同様な事を言われたと怒っていました。
あまりにも怒ったので頭痛が出てきたため受診されました。

もうすぐ90才になる患者さんは、あと2,3年で帰れる訳無いのだけど、仮設住宅で死にたくはないんだと話してくれました。

本当に辛い思いを皆さんされています。
東京電力の幹部の方々には是非ともこのことを理解して欲しいです。

--------

福島で子育てをすると言うこと

2011年09月26日|カテゴリー:生活 / くらし

週末、両親が郡山にやって来ましたので、磐梯熱海温泉に行ってきました。

旅館について、母が子供たちを連れて散歩に行こうとしたので、慌てて旅館の方に環境放射能の数値がどのくらいかを聞きました。
0.3マイクロシーベルト毎時くらいとのことで、行ってきても良いと伝えました。

郡山では、放射能の数値を聞くのに、『この辺りの数値はどのくらいですか。』で通じます。

温泉に入った後に夕食を頂きました。
私の両親が子供たちにキノコを食べさせようとしていたので、それは止めてくれと言いました。
食品の放射能検査データでもキノコ類は数値が高いからです。

福島県産のものでないかもしれませんが、それはわからないので食べさせません。
両親が、それならば野菜などを送るよと言ったのですが、別に福島でも福島以外の場所で取れた食材を買うことは出来るので、その必要は無いと話しました。

そんなことより、福島で子育てをするためには、どこで遊ばせて良いのかとか、何を食べたら安全なのかとか、普通だったら全く考えなくていい事を考えなければ子育てが出来ないと言う事をたくさんの方に話して欲しいと言いました。

震災から半年も過ぎましたので、関東では原発事故の事も話題にならなくなっているようです。
でも、福島県民は今でも放射線に脅えながら生活していると言う事を全国の皆さんに伝えていきたいです。

--------

透析クリニックが被災して 終わり

2011年09月25日|カテゴリー:診療

特集 『透析クリニックが被災して』 を20回に分けて記事としました。
このほかにも原発事故後の対応についてなどもスライドとして作成しましたが、あまりにも長くなってしまい、間も空いてしまいましたので、今回のシリーズは一度終了といたします。

先日、某メーカーさんの勉強会で、この『透析クリニックが被災して』のスライドを披露させていただきました。
1時間くらいの話となりましたが、おおむね好評だったのではと考えています。

今回、震災時の状況、緊急離脱について、震災の対策とその検証、震災後に必要なインフラについて、透析クリニックの視点からまとめてみました。

最初は、これほどの経験をしたのだから、今後の事も考えて形に残しておかないと行けないと思いスライドを作りました。
でも、沢山の応援を頂いて、是非皆さんに今回の被災に際しどの様に対応したかを示すことで恩返しをしなくてはと思い、ブログで紹介いたしました。

もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら、あまりあまり遠くで無ければこのスライドを使ってお話に伺います。
希望される方がいらっしゃいましたら、クリニックホームページの問い合わせにでも書き込んで下さい。

 

「給食一食まるごとセシウム検査」

2011年09月24日|カテゴリー:生活 / くらし

東京大学教授の早野龍五先生と言う方が、「給食一食まるごとセシウム検査」と言う事を提案し、森文科副大臣に 2011/9/21に提出したそうです。

子供たちが食べたものと同じ物を丸ごとミキサーにかけて、ゲルマニウム測定器で精密測定して給食一食まるごとセシウム検査をすると言うのです。

1Bq/kgのレベルまで測って、 献立とともに毎日公表することと、福島優先で行う事を提案しています。

http://www.tfaforms.com/218508

給食まるごとセシウム検査 WEB アンケートと言うものも行っています。
こちらは25日深夜締め切りだそうです。
是非ともご覧になって下さい。

--------

『放射線で』医師不足拍車

2011年09月23日|カテゴリー:診療

9月17日の東京新聞の記事です。

北茨城市の北茨城市立総合病院で、原発事故による放射線の恐怖のため、常勤医が5名減ってしまった事を記事にしています。

震災前に16人いた常勤医が11人になってしまったそうです。

放射線量が0.15マイクロシーベルトの北茨城市でこれですから、郡山や福島の医師が減っていることが騒がれないのが不思議でなりません。

東京新聞は原発に対してかなり批判的な記事を書いていますので、このような記事が一面トップになるのでしょうが、あまり批判的な事を書かない他の新聞は重要視していないのかもしれません。

でも、福島県の医師不足が深刻化することは間違いないことですし、対策をしなければ取り返しが付かなくなります。

この記事で、豊田市長という人が「放射線が怖くて逃げるとしたら、医師としての資質以前の問題」と言っていますが、それは本末転倒です。
逃げる逃げないは個人の考えであって、逃げない状況を作る事が行政の仕事です。
現状では、医師が逃げなくなる対策を取っているとは思えません。
自分のやる事をやってから発言して欲しいものです。

記事の最後に、福島県では45名の医師が減ったと書かれています。
今後もどんどん減っていく可能性が有ります。

県や国は早急に対策を取って欲しいです。

台風15号による影響

2011年09月23日|カテゴリー:仕事 / 職場

21日に郡山を通過した台風15号は、市内のいろいろな場所で大きな被害をもたらしました。

阿武隈川や逢瀬川の一部が決壊して、一時は住民6万6335人を対象に郡山市が避難勧告を出したくらいです。

当院のスタッフも急激な冠水のため自宅から出ることが出来なくなり、一部の住民がレスキュー隊から救助される事態だったとのことです。

昨日も午後から降った雨のため、一日自宅から出られない状態が続いたようですが、本日はきちんと朝から出勤してくれてありがたいと感じています。

22日も高速道路の通行止めは続き、冠水により福島交通のバスが水につかった影響もあり、国道はほとんど動かない状態となりました。

たまたま、電子カルテのバックアップの不具合があり、部品交換のため仙台から業者さんが来ることになっており、14時に来院する予定になっていましたが、実際に到着したのは21時半で待っている方も疲れました。

本日休日当番医です。

2011年09月23日|カテゴリー:診療

本日9月23日(金)は秋分の日です。
援腎会すずきクリニックは休日当番医(外科担当)となっています。

透析診療も通常通り行っています。

--------

カテゴリー

新着エントリー

ブログの購読

RSSを登録する

ページトップへ