2011.10.30
生活 / くらし
スポーツ

ゼビオ猪苗代湖ハーフマラソン2011に参加しました。

本日、10月30日(日)ゼビオ猪苗代湖ハーフマラソン2011に参加しました。

と言っても、親子で2kmのコースです。

先ず最初に本番のハーフマラソンがスタートしました。

続々と参加者が出発します。

たくさんのランナーが参加しているのにビックリしました。
知り合いの方も数人いました。
2600名の選手が参加したそうです。

僕は、長男と親子のコースです。
でも、皆さんチームで参加の方が多く、いい加減な気持ちで参加している人は少なそうでした。

辺りを見回して、やっとライバルとなりそうな親子が探せました。
もちろ、その親子と併走でした。

長男も僕も疲れ果てましたが、最後は仲良くみんなでテープを切り完走する事が出来ました。

終わった後は、おそばと豚汁が配られました。
美味しかったです。

来年は郡山シティーマラソン親子の部を目指して頑張りたいと思います。

2011.10.29
診療
研究
仕事 / 職場

時間延長の為に必要なこと

https://enjinkai.com/society/2011/06/56.html

今年の日本透析医学会総会で、透析量を増やすと血圧が下がると言う事を報告しています。
透析量を増やす為に最も重要な要素は透析時間です。

これまでも長時間透析の良好な治療成績は、たくさんの施設から報告されてきています。
多くの方が時間を延ばすことで体調の良さを自覚して、再度時間が短くなることに抵抗するようになります。
5時間透析をしている方に震災直後は3時間透析をしなければなりませんでしたが、多くの方が早く時間を5時間に戻して欲しいと訴えました。

しかし、時間を延ばすことを勧めてもなかなかOKを出してくれない方もいます。
単に時間が長いという事を苦痛に思う方もいるかもしれませんが、透析中に耐えがたい症状が出てきてしまうため、時間を延ばす事をいやがる方もいます。

だから、透析時間を延ばすためにとても大切なことは、透析中の愁訴を取って上げる事です。
もちろん、時間を延長すれば多くの場合愁訴も取れるのでしょうが、毎回調子が悪くなるような方には酷な話かもしれません。

透析中にむずむず足の症状が出てくる方は、早く終わってくれと訴えます。
時間延長を勧めるのは難しいです。
透析中に生じる頭痛などもそうです。
一つ一つ何が原因となっているかを考え、なんとかそのような愁訴がない透析が出来ないかを考えます。

レストレスレッグ症候群に対しては、先日のHDF研究会で橋本クリニックの櫻井先生が、α-1マイクログロブリンを積極的に除去する方法を報告しました。
当院でも最近試みていますが、効果があるようです。

透析後半、毎回のように頭痛が生じる方がいます。
注意深く観察すると、除水を停めると良くなるようです。
毎回の体重増加は1.5kgと多くありません。
この方には、透析前半で除水をしてしまい、後半は除水を停めることとしました。
グリセオールの使用もいいかもしれません。

このぐらいは仕方が無いのではと言う妥協はなるべくしたく有りません。
その部分と戦うのが透析医の力量ではないかと考えています。

透析中の症状を取ってあげる方法を考えて、上手くはまって訴えが収まって、これなら時間を延ばしても大丈夫と言われれば、しめた者です。

透析医の醍醐味でしょうか。
無愁訴透析をめざし頑張ります。

追伸)
これは、実は常に患者さんを診ているスタッフに取っても同じで、最も大切なことです。
MEさんにとっては、ダイアライザーを変えること、除水方法をかえること、透析液を変えることなど、たくさんの方法をもっていますよね。
実は医者よりたくさんの手段を持っているかもしれません。

注意深く観察して、その方が何が困っているのか、どうしたら良くしてあげられるのかを考えてみて下さい。

2011.10.29
診療
開業 / 病院経営
仕事 / 職場

震災直後に給水車が来た理由は!

土曜日に郡山救急医療談話会が郡山消防署でありました。

これまで一度も参加したことが無かったのですが、講演の内容が、

「東日本大震災をふりかえって」
           双葉郡医師会長 井坂 晶 先生
「東日本大震災における郡山市保健所の対応について」
           郡山市保健所所長 阿部 孝一 先生

でしたので、話を聞きに行ってきました。

井坂先生のご講演は以前も聴いたことが有りましたが、避難途中、そして避難所であるビックパレットでのご苦労は何度聞いても大変だったなと感じます。

阿部先生のお話は初めて聞きましたが、震災後の放射線に対する対応や避難所の感染対策など、とてもご苦労された事を聞きました。
また、災害時の透析治療についても注目してくださり、ありがたく感じました。

その後の質問で、医師会長の菊池先生の発言ですが、水道局から給水車を病院に行かせたら良いかと言う相談が来て、先ず透析施設に行ってくれと言ったと言う話を聞きました。

それは、震災後の病院が救急患者の受け入れで大変な状況になっている時に、透析困難となった透析患者が集まってしまったらさらに厳しい状況になるという判断だったそうです。

思い返せば、震災後、透析を再開するための準備をしていた日曜日の朝、呼んでもいないのに給水車がやって来ました。
たまたま、水道管は大丈夫だったのですが、その時点では実は水道が止まっているかは分からなかったのです。

だって、19トンもの貯水槽があるのですから、水道の蛇口をひねればいくらでも水は流れるのです。
しかも、その他の事で精一杯でしたから、水道が通っているか確認もしていませんでした。
でも、実際には本当に大丈夫なのか分からなかったのです。

給水車が来たときに初めて気づいて、慌てて貯水槽を見に行きました。
洗浄を行った後で貯水槽の水が減っていなく、水道管が破裂していない事が解りました。

通っていなければ、その後水集めに奔走したでしょう。
たまたま幸運にも水道管は通っていましたが、まずは透析施設に給水車を行くように話して下さって、本当にありがとうございました。

本当にありがたいと感じています。

2011.10.28
診療
仕事 / 職場

医師臨床研修 福島県「風評被害で大打撃」

福島県の内定者は22%の減少。
福島第一原子力発電所と同じ浜通りに位置する綜合磐城共立病院は、定員14名で昨年マッチ者数14名が2名に減少。
県中、県北の病院でも減少が目立ち、原発から遠い会津地区の病院では、内定者が増加した。

これを風評被害と書いていますが、風評被害とは時間が経てば収まるものです。
現時点では、原子力発電所も冷温停止しておらず、未だに県北県南地区の放射線量は高いままです。

とても風評被害とは言えないでしょう。
安易に風評被害と言わず、ここに書かれているように、「抜本的な対策を練らなければ、医師の流出に歯止めがかからない」のでは無いでしょうか。

2011.10.28
診療
開業 / 病院経営
生活 / くらし

富岡町に血圧計を贈呈しました。

今回の震災で、近隣にある農業試験場跡地に富岡町287戸、川内村171戸、双葉町65戸と合計523戸の仮設住宅が出来ました。

そのため、高血圧・高脂血症・糖尿病などの慢性疾患の方がたくさん受診しています。

高血圧管理では、自宅血圧の測定はとても重要です。
とくに、富岡町の患者さんは警戒区域の方が多く、原発から近いために血圧計を持ち出せていないようです。

今回、援腎会すずきクリニックでは血圧計を100台購入し、富岡町に血圧計を50台寄附する事にしました。
各仮設の集会所で血圧を測るために使ってくれるそうです。

また、残りの50台は避難されている方で、当院に高血圧として通院中で血圧計を持ってくる事が出来なかった患者さんに無料で貸し出しする事としました。

昨日、富岡町災害対策本部を訪れ、富岡町の遠藤町長さんに血圧計を贈呈してきました。

シチズンの最新血圧計50台です。
シチズン様と問屋のメディカルネット様には、無理を言って安価に購入させて頂きました。
ありがとうございました。

遠藤町長さんに贈呈しているところです。

町長さんの血圧は正常でした。
町長さんの笑顔がすてきでした。

無事に届ける事が出来て、とても良かったです。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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