2015.04.30
一般

骨盤臓器脱について

リビング.jpg

当院の本田医師の記事がリビング郡山のリビングメディカルに載りました。

骨盤臓器脱以外にも、尿漏れや頻尿などの女性泌尿器科疾患について本田医師が女性外来を担当しています。

詳しくはクリニックにお電話下さい。

2015.04.26
研究

第42回日本血液浄化技術学会に参加してきました。

4月25日(土)、26(日)に東京・お茶の水のソラシティカンファレンスセンターで行われた第42回日本血液浄化技術学会に参加してきました。

学会.jpg

血液浄化技術学会は、血液浄化に関する技術と知識の向上の為の研究及び事業を行う臨床工学技士中心の学会です。

以前、山形市で開催された時も参加しましたが特に演題は出していませんでした。

今回は当院透析室長の鈴木が

On-lineHDF における透析プログラムの検討 

と言う演題名で発表いたしました。

また、私が一般演題の座長を依頼されまして何とか無事にその役割を果たすことが出来ました。

司会.jpg

これまで、学会での発表はたくさん行ってきていますので慣れているのですが、座長はほとんどやったことが無くてとても緊張しました。

座長を依頼されると言うことは、だんだん年を取ってきたと言う事なのかなんて思っていますが、今後もこのよな機会が有りましたら頑張りたいと思います。

懇親会7.jpg

土曜日の夜は、懇親会で透析医療に情熱を傾けている先生方と一緒に楽しいお酒が飲めました。

今回も自撮棒が活躍して良い写真が撮れました。

ワインを持つ手しか写らず切れてしまった○○先生、ごめんなさい。

2015.04.22
一般

PSA検診の有用性について

今日はPSA検診について書きます。

PSAは 前立腺特異抗原、prostate-specific antigen の略語で、前立腺の細胞から分泌される物質です。

PSAは精液中に分泌されますが、ごく微量が血液中に出てくるのですが、前立腺がんでは血液中に放出されるPSAが多く、PSAは前立腺がん診断に用いられます。

郡山市では昨年より前立腺癌を早期に発見する為、PSA検診を開始しています。
しかし、厚生労働省の研究班は、「現時点で、集団検診として実施することは勧められない」指針案を出して居ます。
検診での早期発見による死亡率の減少効果が不明な上、精密検査などによる合併症などのマイナス面が無視できないと言うのです。

検診を行っても行わなくても死亡率は変わらないと言うことと、検査・手術などで命を落とすリスクも高いと言う事からです。
これは、米国予防医学作業部会(US Preventive Services Task Force:USPSTF)がPSA検診による利益は曖昧で、不利益(過剰な検査や治療による有害事象)は明確であるとし、米国においては、前立腺癌を疑わせる症状のない男性を対象としたPSAを用いた前立腺癌検診は、年齢を問わずこれを行わないように勧めたことを受けての方針です。

しかし、日本泌尿器科学会では、USPSTFの勧告(案)を今のわが国に適用することは適切でないとしています。
その理由は
1)勧告案の分析がPSA検診の利益を過小に評価している
2)米国とわが国の前立腺癌診療の実態が大きく異なる
からです

4月10日の金曜日、郡山医師会前立腺癌委員会主催の勉強会がありました。
講師は、群馬大学泌尿器科準教授の伊藤一人先生でした。
伊藤先生は、PSA検診を推進する立場にいる方です。

日本でのPSA検診の有用性について詳しく解説してくださいました。

また、米国でのUSPSTFの主張は間違っていると言う事でした。

詳しくは下記サイトに書かれていますが、簡単に書きますと、USPSTFが根拠としている論文が間違っていると言う事になります。

米国でPSA検診を推奨しない方達は米国で行われたPLCO研究を、PSA検診の有効性が否定された研究として採用しています。
PLCO研究は前向きの研究で、対象者をPSA検診を受ける群と10年間PSA検診を受けない群(コントロール群)に振り分けています。
しかし、研究が行われた時点ですでに米国ではPSA検診が普及していました。
その為、コントロール群に入ってもらった方達でもPSA検診を受けた方がたくさんいたと考えられます。
このことから、PSA検診とコントロール群で死亡率に差が出なく、PSA検診は有用性が無いと言う結果にことになりました。
コントロール群で見つかった癌を調べると、転移癌が2.7%と非常に少なく、検診群の2.1%と差が有りませんでした。
日本での調査ですが、PSA検診が行われていない地域で見つかった前立腺癌に占める転移癌の割合は約35%と高値です。
PLCO研究のコントロール群と検診群の成績が変わらないのはこの様な理由となります。

http://www.com-info.org/ima/ima_20120620_itou.html

これに対し、スエーデンのイエテボリで行われた研究では、検診介入群がコントロール群と比較して、44%の死亡率低下効果が得られることが証明されています。

この研究はLancet Oncologyと言う厳しい審査のある雑誌に投稿されており、信頼性の高い研究です。

44%と言う大きな死亡率低下効果が証明されたPSA検診は推奨されるべきがん検診といえます。

現在、わが国ではまだまだPSA検診の普及率は悪く、前立腺がんの死亡数は増加しています。

これからもPSA検診が普及していくように記事としました。

2015.04.17
一般

透析の話をする・聞く前に読む本

透析本.jpeg

透析の話をする・聞く前に読む本
読み終わりました。

腎臓のしくみと腎不全、透析療法とはどう言うものなのか?

我々透析従事者と患者さんが透析に関する知識を共有出来るように、易しい言葉で書いてある透析生活の手引き書です。

透析に関するポイントが全て網羅されています。

患者さんやご家族が透析治療や導入後の生活について事前に学べる分かりやすいテキストだなと思いました。

2015.04.16
一般

お花見ウォーキング

本日、毎年恒例の逢瀬川沿いの桜を眺めながら歩くお花見ウォーキングを開催いたしました。

お花見.jpg

透析患者さんとスタッフ合わせて40〜50名くらいになったでしょうか。

逢瀬川沿いの土手を咲田橋まで往復してきます。

お花見2.jpg

桜によっては葉桜になっている木もありましたが、全体的には散り際という感じでした。

ゆっくりとかけて歩きました。

満開の桜並木は、気持ちが洗われる感じがしました。

花見6.jpg

最後はブルーシートを敷いてお団子を頂き終了しました。

だんご6.jpg

皆で楽しい時間を過ごす事が出来ました。

来年も続けて行きたいと考えています。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

カテゴリー

月別アーカイブ

サイト内の記事を検索

よく読まれている記事

リンク