福島県郡山市にある人工透析と泌尿器科の専門施設、援腎会すずきクリニックの紹介、診療に対する考え方、お知らせなどのページです。

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こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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第102 回日本泌尿器科学会総会

2014年04月28日|カテゴリー:診療

土曜日、日曜日で神戸の国際会議業で行われた第102 回日本泌尿器科学会総会に参加してきました。
実際の学会期間は4月24日(木)~27日(日)でしたが、26日の透析診療後に出発して5時間かけて夜神戸に到着。
日曜日のお昼までお勉強して午後新幹線で帰宅すると言うハードスケジュールでした。

泌尿器科の専門医継続のためには、学会の認める教育プログラム・学術集会等への参加や発表によって、100単位を取得する必要があります。
今回の総会参加で20単位、教育プログラムへの参加で5単位取得してきました。
もちろん、限られた時間の中で得られる知識は取得してきたつもりです。

土曜日の夜は、たまにしか会えない全国の泌尿器科医の先生方とお会いして情報交換も出来ました。
有用な情報をたくさん聞いてきましたので、今後の診療に役立てて行きたいと思います。

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ザルティアの処方について

2014年04月22日|カテゴリー:診療

ED治療薬のシアリスと同成分のザルティア錠が、前立腺肥大の治療薬として発売されました。処方に際してはいくつかの注意点がございますので、ご理解ください。

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前立腺肥大症の治療方針は患者様の症状に合わせて考えます。ザルティアの処方については前立腺肥大症の検査を行い、医師が適応と考えた方のみ処方いたします。

当分の間、初診時にザルティアを処方することは行いません。
併用禁忌や併用注意の薬があります。

ザルティアを頓用的に処方する事は出来ませんので2週間毎にきちんと来院される方のみの処方となります。

ザルティアをED治療薬として自由診療で処方した場合は、医薬品副作用被害救済制度の適応となりません。トラブル防止の為、当院では自由診療での処方は行いません。

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透析医療の自主機能評価指標

2014年04月17日|カテゴリー:診療

http://www.touseki-ikai.or.jp/index.html

日本透析医会では、自律的に自らの診療内容や医療の質の評価を公開することが必要であると考えています。
そこで、日本透析医会が自主機能評価指標の項目を選定し、賛同する施設が自主的に公開する ことを勧めています。
当院でもこの考えに賛同して、下記評価指標項目を公表する事といたしました。

 

 

 

I.施設の状況

※2014年4月

1.施設の設備

 

1施設の種別

無床診療所

2(有床の場合)病床数

-

3ぺーシェントステーション台数(透析ベッド数)

46

2.施設の機能

 

1準夜透析の可否(21時以降終了)

不可

2(可の場合)透析室の終了時間(通常時の最終透析回収時間)

-

3早朝透析の可否(8時以前開始)

不可

4(可の場合)透析の開始時間

-

5長時間透析の開始時間(5時間以上)

6オーバーナイト透析の可否(日をまたがる透析で6時間透析以上)

不可

7在宅血液透析の可否

不可

8オフラインHDFの可否

9オンラインHDFの可否

10CAPDの可否

11シャント手術の可否

不可

12PTAの可否

13障害者自立支援医療機関かどうか

自立支援医療機関(腎臓のみ)

3.医療スタッフの状況

 

1透析に関わる医師数

常勤:1人 非常勤:3人

2透析医学会会員の医師数 

1

3透析専門医の人数

1

4透析指導医の人数

0

5透析技術認定士の人数

5

6透析看護認定看護師の人数 

0

7透析療法指導看護師の人数 

0

8血液浄化専門臨床工学技士の人数 

0

9管理栄養士の有無

常勤:1人 非常勤:1人

4.組織体制の状況

 

1医療安全委員会の有無(災害、感染対策を含む)

有り

2事故報告体制の有無

有り

II.患者の状況

※2014年4月

1外来HDの患者数

87

2外来PDの患者数

1

III.治療指標(外来HD患者対象)

※2014年3月-4月

1腎性貧血管理(Hb 10.0/dl以上)

84.5%

2P管理(P 6.0mg/dl以下)

81.9%

3PTH管理(whole PTH150pg/ml以下)

84.3%

4透析時間(4時間以上)

100.0%

5透析時間(5時間以上)

69.9%

6透析量(Kt/v 1.2以上)

100.0%

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緊急離脱訓練

2014年04月15日|カテゴリー:診療

火曜日に緊急離脱訓練を行いました。

まずは、透析室長が参加スタッフに訓練での役割を指示

院長が訓練開始を宣言(院長の役割はこれだけ)

患者さんに協力して頂き訓練を行いました。

数名の患者さんの透析ラインを切断して逃げる訓練を行いました。
また、スタッフの一部も患者さん役となり訓練に参加しました。


我々の認識では東日本大震災レベルの災害では、当院2階の透析室では回収はもちろん、全員の抜針も難しく、今後再度発生した場合には緊急切断を行うしか無いと考えています。
今回の訓練は、回収及び抜針が出来ない状況を想定した緊急離脱切断訓練でした。

1年くらい訓練をやっていなかったことと、初めてのスタッフが行ったので、切断部位が鉗子に近すぎたり、患者さん側のラインに十分な余裕が無かったりしていました。院長からは、切断部位までのラインを更に長く取り、患者さん側の鉗子は2カ所でかけるようになどの指示をしました。

出来れば回収して避難が一番だと思います。
震災1ヵ月後の最大余震時には何とか回収して避難する事が出来ました。
本震の時は、回収セットがサイドテーブルから落ちてしまい、一部の方にしか抜針ができませんでした。

鉗子自体も床に落ちて散らばってしまった状況で、まずは鉗子を拾い集めることから離脱が始まりました。
電気が切れ、壁紙が裂け、天井のエアコンの蓋が落下し、冷蔵庫や本棚が転倒した状況でした。
カーテンは閉め切っており薄暗く、壁紙が裂けたためホコリが舞っており、スタッフも患者さんも建物が倒壊する危険を感じていましした。

次回も同じ揺れがきたら切断による緊急離脱しか考えられないとその当時を経験したスタッフと僕は断言します。

パニックになったのですねと言われますが、いかに早く安全な場所に避難するためにどうするか、それだけを考えての行動でした。

その為に最も早い手段が切断による離脱だと考えております。
現在、緊急離脱で切断はやってはいけないとう考えが主流となっていますが、我々はRO装置が根元からちぎれると言う状況を経験してこのような考えに至っています。

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皆で記念撮影

2014年04月15日|カテゴリー:診療

ねふろんの取材で撮影してもらった皆の写真です。
良い感じで撮れています。
みんな、しっかり透析の仲間です。
よろしくお願いいたします。

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透析条件別のリン除去量

2014年04月12日|カテゴリー:診療

最近ブログ更新をサボっていたので、久しぶりにちょっとお勉強です。
昨年のHDF研究会で血流250ml/min6時間と血流400ml/min5時間の比較を発表しました。
その中でリン除去量についての比較も行いました。
その時のデータを引っ張り出してきて、リンのみの除去量をグラフにしてみました。

リン除去量が最も多かったのは、血流400ml/min5時間透析の1400mgでした。
一般的な4時間透析血流200ml/minでのリン除去量は平均800mg程度と言われています。
蛋白1gは約13mgのリンを含んでいます。
50kgの人で1.2g/kgの蛋白摂取量 は、1日 60gとなり、一週間で420gとなります。
週辺りの食事に入っているリンの含有量は420×13=5460mgです。
一般的な透析で除去出来るリンは800mgだとすると、1週間で2400mgとなります。
5460mgー2400mg=3060mgのリンが体内に蓄積しますが、これではリン吸着薬を飲んでもリンの数値は下がらないでしょう。
この状況でもリンの値が高く無い方達は、必要な蛋白量を摂取していないと言うことになります。
決して管理がいいと言う事ではありません。
食べられていないと言う事です。

5時間血流400ml/minでのリン除去量は一週間で1400mg×3=4200mgとなります。
つまり、5460mgー4200mg=1060mgのリンが体内に蓄積されます。
これなら、リン吸着薬を飲むことで十分に対応できると考えています。

4時間透析でデータが良いのは、管理がいいのでは無く本来は食べた方がいい食事量が取れていないこと
5時間高血流でもしっかり食べればリン吸着薬を飲む必要が有ることを再度まとめとして書かせて頂きます。

『悪液質とサルコペニア』

2014年04月05日|カテゴリー:診療

3月29日に参加した『腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2014』の特別講演で勧められた『悪液質とサルコペニア』と言う本を読んでいます。

悪液質と言うと、癌の末期状態だと思っていたのですが、癌を含めた慢性消耗性疾患によって引き起こされる病態で、その中には慢性腎不全も含まれると聞いて、ちょっとビックリしました。

悪液質とは「基礎疾患によって引き起こされ、脂肪量の減少の有無にかかわらず、筋肉量の減少を特徴とする複合的代謝異常の症候群である。」
癌を基礎疾患とする悪液質をがん悪液質と呼ぶそうです。

悪液質の臨床的特徴は、成人の場合は体重減少で、小児の場合は成長障害となります。

悪液質の発生には、炎症性サイトカインが中心的役割を果たしており、悪液質の呈する慢性消耗性疾患は、持続的・慢性的な高サイトカイン血症が、食欲不振や異化亢進をもたらし、これに加齢や治療などの要因が加わって病態が複雑になると書かれていました。

人工透析では、大量の透析液がダイアライザー内で血液と接します。オンラインHDFの場合は、大量の透析液を体内に注入します。
汚染された透析液が体内に入れば患者さんはショックになりますし、少量の汚染であってもそれが継続されれば、この様な悪液質が起こってくるでしょう。

慢性腎不全の透析療法において、透析液清浄化が行われるかと言う事が非常に大切であると改めて実感しました。

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ねふろんNo48にクリニックが載りました

2014年03月21日|カテゴリー:診療

NIPROが発行している医療スタッフのための医薬品情報誌

ねふろんNo48の

はい!透析室です

に当院が載りました

当院の特徴や取り組みが書いて有ります。
機会がありましたら、是非ご覧になってみてください。

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第29回ハイパフォーマンスメンブレン研究会

2014年03月14日|カテゴリー:診療

ホームページの学会発表を更新しました。

3月14日(土)・3月15日(日)に東京の日本消防会館で行われた第29回 ハイパフォーマンス・メンブレン研究会 で、当院臨床工学技士の入谷が

「ニプロ社製NCV-2使用による大量透析液流量時のオンラインHDF治療効果」

と言う演題で発表してきました。

当院では、以前より透析時間延長と共に高血流量の透析を行っており、透析方法はオランHDFを基本としています。
オンラインHDF療法では、透析液を補充液として使用することで大量の補液が可能となり、低分子量蛋白除去効率を上げることが可能ですが、補液を増やすことにより透析液流量が低下して、小分子量物質の除去が不十分になる恐れがあります。

実際には、当院では高血流とすることで小分子量物質の除去効率を上昇させていますが、一般的には、血流量と透析液流量の比率は1:2程度となる設定が望まれると言われています。

そこで、総透析液流量800ml/minが可能なニプロ社製NCV-2と言う透析装置を用いて、総透析液流量600ml/minと800ml/minの比較を行いました。

ご興味の有る方は是非ともご覧になってみてください。

本日は世界腎臓デー(World Kidney Day)

2014年03月13日|カテゴリー:診療

本日は世界腎臓デー(World Kidney Day)です。
世界腎臓デーは、腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する国際的な取り組みとして、国際腎臓学会と腎臓財団国際協会によって提案されたもので、3月の第2木曜日と決められています。

http://j-ckdi.jp/world_kidney_day/

福島県は、慢性腎臓病に対し積極的な活動を行っている地域です。

http://www.pref.fukushima.jp/kenko/ckd/ckd.html

慢性腎臓病は、慢性に経過する腎臓病のことですが、実は患者さんは1,330万人いると言われ、20歳以上8人に1人が慢性腎臓病となります。

慢性腎臓病は、高血圧・糖尿病などの生活習慣病や、メタボリックシンドロームと深い関連を持ち、誰もがかかる可能性のある病気です。
進行すると、夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどの症状が現れてきます。

自覚症状は病気が進行してから出てきます。
その場合、あっと言う間に透析導入となってしまう方も少なく有りません。

定期的に健康診断を受け、尿や血圧の検査をすることが早期発見に繋がります。

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