よくある症状Q&A

よくある症状Q&A

陰嚢が腫れてきました

痛みを伴う場合、精巣上体炎、精巣捻転症が考えられます。精巣上体炎は炎症により精巣と精巣上体が腫大し、熱も出ます。精巣捻転は小児と思春期に発症しやすく、早朝に突然の痛みで発症します。精巣への血流が遮断されると精巣が壊死してしまうので、早急に捻転を解除する手術が必要です。時間が経過すると精巣を摘出しなければならない場合があります。

痛みを伴わないものには、陰嚢水腫、精巣腫瘍、鼠径ヘルニアなどがあります。陰嚢水腫は精巣周囲の漿膜内に水が溜まるものです。穿刺して内容液を吸引すれば小さくなりますが、再発します。精巣腫瘍は痛みなどの症状がないことが多く、放置すると進行して転移するようになるので早期の手術が必要となります。鼠径ヘルニアはいわゆる脱腸です。通常痛みは伴いませんが、嵌頓すると腸が壊死するため緊急手術が必要となります。

鑑別が難しい場合もあるので、自分で判断せずすぐに泌尿器科を受診してください。

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当クリニックでは、AED(自動体外式除細動器)を設置しております。

AED

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